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志村けんさんが2020年3月29日夜、東京都内の病院で亡くなった。新型コロナウイルスだった。
私は、小さいころから全員集合やドリフなどを見てきており、バラエティでもよく見ていた。
新型コロナウイルスの死者は国内で少なく、志村さんが新型コロナウイルスに感染したというニュースを聞いたときは軽く考えていた。
また復帰して園長や殿としてお茶の間を笑わしてくれるだろう。そう信じていた。
だが、現実は残酷だ。
朝、仕事場で上司が声を上げて「えぇ!?」とタブレットを見て驚いていた。
何があったか聞くと志村けんが亡くなったと。
目元が熱くなった。営業をやっている身、ここで泣くわけにはいかないと。ただ・・信じられなかった。
テレビをつけて「スッキリ」が放送されていた。ハリセンボンの春奈が泣いており、加藤が慰めていた。テロップには、
「速報 志村けんさん、死去」背景白をバックに黒文字で大きく映し出されていた。
絶望しかなかった。うちはなぜかいつも日テレ系にチャンネルを合わせており、天才志村動物園は仕事終了後残業しながら、見ていた。あんなに元気だったのに。誰もが戻ると信じていたのに。
この間「志村けんのだいじょうぶだぁ」放送していたのに。
すべてがあっという間だった。
やりきれなくなり今日は仕事に集中できなかった。車の中で帰宅中にニュースがまた流れ聞きながら涙を流した。
どこかなくやはり志村けんを意識していたのだろう。いかりや長介が亡くなった際私は小学校3年生だったがこの日も春休みで、朝のニュースで報じられ泣いていた。
いかりや長介は72歳で亡くなり、志村は70歳で亡くなった。
もっとも年長者である加藤・仲本・高木のほうが心配だった。
予想は大きく反し、元気そうな志村が未知のウイルス、新型コロナウイルス肺炎で亡くなってしまうなんて。
私はコロナの怖さを改めて実感した。
本当に信じられない感覚で実感がわかない。
今後「志村けん」という人間がこの世に存在しないという考えが成り立たない。予想できない。
話に聞けばコロナ感染で亡くなった方は遺体対面もウイルス感染の危険性からできず不透明の袋に遺体を入れられすぐ火葬されてしまうという。
あまりにも不憫で泣けてくる。
正直いかりや長介の葬儀告別式みたく青山葬儀場で盛大に執り行われてほしかった。
コントを見ているみたいで笑ってしまうかもしれないけど、そんな光景を見たかった。

とにもかくにも本当に残念でコロナの危険性が身をもってわかる出来事だった。



さよなら。志村けん。笑いと涙を・・・ありがとう。







2020年3月31日1時32分   新海智久     自室パソコンにて更新