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あらすじ(めんどくさいのでWikipediaより)
前作『言の葉の庭』から3年ぶりとなる、新海の6作目の劇場用アニメーション映画。東京に暮らす少年・瀧(たき)と飛騨の山奥で暮らす少女・三葉(みつは)の身に起きた「入れ替わり」という謎の現象と、1200年ぶりに地球に接近するという架空の彗星「ティアマト彗星」をめぐる出来事を描く。新海作品としては初めて製作委員会方式を取っており、前作は東宝映像事業部配給、全国23館だったのに対し、本作では東宝が配給を担当し全国約300館という大規模な興行となった。




さてね、やはり新海節がでてる映画でしたよね!

・鉄道のシーンをやたらぶっ混む
おそらく彼の作品で鉄道がない作品はないですね。

・キャラクターのすれ違い
ほしのこえ、雲のむこう、秒速、言の葉の庭はなにかしらキャラクターが遠くにいってしまったり、存在を知らなかったりなにかしらのすれ違いがありましたが今回もありましたね!

・詩のような語り
キャラクターの心のなかを語るような演出。
これなくては新海作品とはいえません。

・新宿をぶっこむ
雲のむこう、秒速、言の葉の庭。これらの作品は必ず新宿・代々木あたりを描写にいれます。
今回は新宿駅を中心に最後は千駄ヶ谷の描写もありました。

・キャラクターの再会は同じ場所の異時空で手と手をあわせる
これは雲のむこうでもありましたね。
今回は手をあわせられませんでしたが好きですよね監督w
綺麗な背景で再会するシーンは魅了されます。

・「ユキちゃん先生(CV.花澤香菜)」
「観る人の価値観次第」とパンフレットに書かれてあいた三葉の学校の古典教師雪野先生。
実は前作「言の葉の庭」でヒロインだった雪野百香里だったんですね。
監督が好きな声優に花澤香菜さんと井上和彦さんが好きということでぶっこんだみたいですね!


では逆に新海監督っぽくないところ。

・声優の水野理沙さんをいれなくなったこと。
雲のむこう、秒速、星を追うこども、言の葉の庭では必ずと言ってもなにかしら演じてきた彼女の名前がエンドロールになかったんですよね。
なんか寂しいです。

・声優の前田剛さんをいれなくなったこと
雲のむこう、星を追うこども、言の葉の庭となにかしら演じてきた彼の名前もエンドロールにはなかったんですよね。

・新海監督の「リサ」とは
各作品でキャラクターに「リサ」又は「リナ」と名乗るキャラクターがでてきましたが今回はいないようです。なにか特別な思いでもあるのでしょうか?
噂だと新海監督の娘さんとかいう話。

・曲が天門さんじゃない。
劇中サントラは言の葉の庭に続き天門さんじゃありませんでした。
ほしのこえ、雲のむこう、秒速、星を追うこどもではサントラ担当でストーリーを引き込むそして魅了される曲を数々と提供してきましたが新海監督が有名になりあまり関わりがなくなってきました。

2006年に所属で映画の製作だったコミックスウェーブが分社化され、コミックスウェーブの映画等の事業部だったところがコミックスウェーブフィルム、アダルトゲーム等がminoriと分社化されました。(もうひとつ分社化された事業部あり)
新海監督はコミックスウェーブフィルム、天門さんはBGMの依頼が多いminoriに移籍し、星を追うこども(2011年)で映画から離れていきました。
2013年に大成建設のスリランカ高速道路篇のCMを共につくって以降ほぼ関わりがなくなったようです。
天門さん曰く、大成建設のサントラは手直しをすごい入れられあれは僕の曲じゃないとニコ生で発言していました。

・新海監督らしくない伏線の嵐
いわゆるアニメーションの倒置法を使われているのかなと思います。
最初の序盤だけみてもなんのことやらわかりません。しかしぜんぶ観るとああなるほどと感服します。

・劇中にどんどん歌をいれていく。
今回はRADWIMPSというグループが主題歌・劇中歌を担当しました。
いままで何曲も劇中に歌をいれなかったのですが盛り上げのシーンでぶっこんでましたね!
いつもながらの落ち着きのあるサントラより歌のほうが印象深いです。

・らしくないハッピーエンド
いつもは鬱エンドやバッドエンドや成し遂げられなかったエンドが多かったのですが今回は新海作品初のハッピーエンドではないでしょうか?
Foooooooooo!!

・劇中に出てくる企業の看板が実在する
いままでは実在する企業の名前を一部変えて演出に使ってましたが今回はほぼ実在する企業と一致してました。
最後の主人公の就活シーンはおそらく大成建設(新海監督がCMなどを製作していた)ですね。
おそらくいろんな企業とタイアップがあったかもしれませんね!ちなみに言の葉の庭はZ会がありました。(Z会は新海CMを流していた)

・今回の「君の名は」はノスタルジックシーンがない。
シリアスなシーンはありましたが深いなにかやりきれないシーンでのノスタルジックな背景は今回はなかったかなと思います。




さてずらずらと書いてきましたがとうとうここまで来たか!という感じの映画でしたね。
世界が評価する意味がわかります。
千と千尋は間違いなく越します。となれば宮崎駿監督を超す形になります。

実は2005年の毎日映画コンクールで宮崎駿の「ハウル」を出し抜いて新海誠の「雲のむこう、約束の場所」がアニメーション賞を受賞しているのです。

新海誠監督は自身の作品のみ(アダルトゲームのOPの請け負い歴はあり♥)でここまで登り詰めたのはやはりすごいですよね。オリジナル作品だけでここまで有名になるとは思ってもみませんでした。
今後のご活躍心より応援いたします!